危険な工事に対応できる
安全に工事を行うための資格
電気工事士の資格は、第一種と第二種があります。
第一種は最大で500キロワット未満の施設の工事を担当することができ、第二種の資格を持っていると、一般住宅や小規模なお店の電気工事を担当できます。
どちらの資格でも筆記試験と技能試験をクリアしなければならず、国家資格なので難易度が高いです。
第二種は毎年2回試験のチャンスがあり、筆記試験では基本的な知識から工事の方法、検査の手順などから、50問出題されると決まっています。
一方で技能試験では電流、電圧、電力、抵抗などの測定課題や電線を接続する方法、配管工事、電気機器と配線器具の取り付けなどの課題から1つだけ選ばれ、それを40分以内に終わらせることが合格の条件です。
電気主任技術者になる
この資格も、種類が3つに分かれています。
第一種の資格は全ての電気工事ができ、第二種は電圧が17万ボルト未満の工事、第三者は電圧が5万ボルト以下の工事を担当できます。
しかし出力が5千キロワット以上になる発電所は、第三種の資格だけでは担当できないので、間違えないよう覚えておきましょう。
電気主任技術者の資格を持っていると就職や転職だけでなく、キャリアアップする時にも役立ちます。
豊富な経験を重ねると自分の実力が認められ、キャリアアップできるので、そのためにも仕事の範囲が広がる第一種の資格を入手しましょう。
キャリアアップすると責任感の大きい仕事ができ、給料もこれまで以上に増えるなど、たくさんのメリットを得られます。